イベント情報

【扇町キネマ】インディアンムービーウィーク 2024 夏のインド映画祭 @大阪 扇町キネマ & 第七藝術劇場

  • CUBE03
  • 映画
日時
2024/08/23(金) ~ 2024/08/30(金) ※第七藝術劇場では8/31~9/6の日程で開催
会場
CUBE03
主催
扇町キネマ
問合せ

info@omcube.jp

インディアンムービーウィーク 2024 夏のインド映画祭
@大阪 扇町キネマ & 第七藝術劇場

 

 

国語が存在せず、地域ごとに公用語が並立する多言語大国インド。
その映画産業もまた、言語ごとに幾つにも分かれ、それぞれが独自の映画的風土をもち、各言語を母語とする観衆から厚い支持を得ています。

インディアンムービーウィークでは、映画製作がさかんなインドの言語圏から日本未公開作品を中心に選び、多様なインド映画を字幕付きで紹介します。

ぜひ劇場でお楽しみください!

 

 

※第七藝術劇場との共催となります。

※扇町キネマでは8/23~8/30

 第七藝術劇場では8/31~9/6の開催となります。

※作品によって上映館がどちらか一館のみのものがございます、ご注意ください。

 

 

 

《上映作品》

 

『永遠の絆』
(原題:Viswasam) 

 

2019年 / タミル語 / 146分
©Sathya Jyothi Films

 

監督:シヴァ
出演:アジット・クマール、ナヤンターラ、ジャガパティ・バーブ、アニカ、ヴィヴェーク、ヨーギ・バーブ

 

父と娘の絆

インド南部のタミル・ナードゥ州テーニ地方の有力者、ドゥライ。何でも暴力で解決する、そんな彼の生き方に嫌気がさした妻は、ドゥライの元を去ってしまう。妻と縒りを戻そうとムンバイに向かったドゥライだが…。
豪華絢爛な祝祭、迫力のあるアクション、コテコテのお笑いなど、娯楽映画の要素もありながらシリアスなメッセージを綴った作品。

 

 

『マスター 先生が来る!』
(原題:Master)

 

2021年/タミル語/179分/区分:PG12(暴力シーンあり)
©B4U Motion Pictures©Seven Screen Studio©X.B. Film Creators

 

監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:ヴィジャイ、ヴィジャイ・セードゥパティ、マーラヴィカ・モーハナン、アルジュン・ダースほか

 

少年たちの更生のため立ち上がる、激アツ教師

名門大学で心理学を教えるJDはアル中気味の名物教授。彼が実施を強く主張した学生会長選挙で暴動が起きたため、責任をとり休職し、地方の少年院に赴く。そこではギャングのバワーニの支配の下、少年たちが薬物漬けにされて犯罪行為に従事させられていた。バワーニは、運送業という表向きの商売の裏であらゆる犯罪に手を染め、敵を粛清し、支配を固めるため政治家になろうとしていた。JDはアルコールを断ち、バワーニの支配を終わらせ少年たちを更生させようと立ち上がる。
『囚人ディリ』のローケーシュ・カナガラージ監督によるマルチスター・ノワール作品。

 

 

『シャンカラーバラナム 不滅のメロディ』
(原題:Sankarabharanam) 

 

1979年(2015年リマスター版)年 /タミル語 / 136分
©Poornodaya Movie Creations

 

出演:J・V・ソーマヤージュル、マンジュ・バールガヴィ、トゥラシ・シヴァマニ、アッル・ラーマリンガイヤ 

 

デジタル・リマスターで蘇る名作

南インド古典声楽の巨匠シャンカラ・シャーストリと、彼を崇めるトゥラシ。娼家に生まれたトゥラシは神前の巫女のようにシャンカラに仕えたいと望んでいたが、残酷な運命はそれを許さない。二つの純粋な魂の彷徨の道筋を彩る古典音楽と古典舞踊の饗宴。ひたすらに芸を磨く求道と神への無私の信仰が一つになる圧巻のクライマックス。インド映画の「芸道もの」の系譜の中で一時代を画し、南インド全域でヒットした、金字塔と言われる名作。
※2015年にデジタルリマスターされたタミル語吹替版。

 

 

『バーラ先生の特別授業』
(原題:Vaathi) 

 

2023年 / タミル語 / 134分
©Fortune Four Cinemas ©Sithara Entertainments ©Srikara Studios

 

監督・脚本:ヴェンキー・アトゥルーリ
出演:ダヌシュ、サムユクタ、サムドラカニ、タニケッラ・バラニ、サーイ・クマール、ラージェーンドラン、ハリーシュ・ペーラディ、スマント、(特別出演)バーラティラージャー

 

南インド版“スーパー30”
教育の産業化に異を唱える若き教師の活躍

 2022年、TNPCEE(タミルナードゥ州で工科大・医科大の入試を受ける際に必須の共通試験)のために勉強しているアビは、親族の経営するレンタルビデオ店で古いビデオテープを見つける。そのテープに録画されていたのは、まさに彼が今苦しんでいる数学の問題を若い男が鮮やかに解説している情景だった。同梱の伝票は2000年6月の日付で、受領者の名前が記されているだけだったが、そのA・M・クマールという名の人物を探し当てたアビは、チョーラワラムという村を舞台にした若い数学教師の戦いの一部始終を彼から聞かされる。

インドが経済自由化に舵を切った1990年代、教育の世界もまた変貌した。1993年から始まる教育制度の改革により、多くの私立教育機関が生まれ、高い授業料を課し、それに応じた質の高い授業を提供するようになった。これには学校だけではなく予備校も含まれる。その一方で、公立学校は打ち捨てられたままで、有能な教員は私立校に引き抜かれ、設備は老朽化し、公立校にしか通えない低階層の子弟は家計を助けるために授業を放棄せざるを得ず、教室が成立しない状況が進行していた。そうした中、チョーラワラム村の公立校に赴任してきた若い数学教師バーラは、子供たちを学校に来させることから始め、教室にすらあるカーストの垣根を壊し、女子生徒の向学心を応援し、大手の私立教育機関の経営者からの妨害とも闘いながら、受け持ちの生徒たち全員にTNPCEEでトップランクの成績を上げさせることを目指す。

 

 

『ラームとリーラー』
(原題:Goliyon Ki Rasleela Ramleela)

 

2013年 / ヒンディー語 / 156分
©Bhansali Productions ©Eros Worldwide

 

監督:サンジャイ·リーラー·バンサーリー
出演:ディーピカー·パードゥコーン、ランヴィール·シン/プリヤンカー·チョープラー(カメオ出演)

 

銃弾舞う“ロミオとジュリエット”

舞台は西インド、グジャラート州のとある村。ここでは2つの部族が抗争を繰り返していた。ホーリー祭の日に出会ったラームとリーラーはお互いに一目で恋に落ちるが、相手が対立する部族の出身であることを知る。

映像の魔術師サンジャイ·リーラー·バンサーリー監督と、ディーピカー、ランヴィールが最初にタッグを組んだ作品で、多くの映画賞を受賞した。

 

 

『ピザ 死霊館へのデリバリー』
(原題:Pizza)

 

2012年 / インド・タミル語 / 120分
©Thirukumaran Entertainment

 

監督:カールティク・スッバラージ
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、ラミャ・ナンビーサン、カルナーカラン
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン

 

ピザ配達員のマイケルは幼馴染のアヌと同棲中。都会の片隅でささやかな暮らしを営んでいた。ある夜マイケルがピザを届けにとある豪邸に赴くと、受取人の女性が途中で消え、不可思議な出来事が立て続けに起こり、彼はそこから逃れられなくなってしまう。その館では過去に何が起こったのか。一方、少し前に、ピザ店のオーナー宅では、少女への憑依現象が起こっていた。二つの怪異の間には関係があるのか。
2000年代後半のタミル語映画界に興こった「タミル・ニューウェーブ」の潮流から生まれた作品の中で、本作はホラー作品としては突出した高評価を得た。他の言語にもリメイクされたカルト的な1作。

 

チケットはこちら ⇒ 「扇町キネマ」

第七藝術劇場HPはこちら ⇒ 「第七藝術劇場」

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