※全席自由。上映開始7日前よりチケット販売開始。
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『うんこと死体の復権』
2024年/日本/106分/合同会社きろくびと/(C)2024「うんこと死体の復権」製作委員会
監督 :関野吉晴
プロデューサー :前田亜紀 / 大島 新
撮影 :松井孝行 / 船木 光 / 前田亜紀
編集 :斉藤淳一
音響効果 :金田智子
整音 :高木 創 監督補 :船木 光
宣伝美術 :安倍大智
関西宣伝 :松井 寛子(風まかせ)
配給・宣伝 :きろくびと
製作 :ネツゲン / クリエイト21
公式HP:www.unkotoshitai.com
公式X:x.com/unkotoshitai
公式Facebook:facebook.com/unkotoshitai
うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡る いのちの循環の旅へ――
「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集民との暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいいかを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢いざわ正名まさな。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた…。
【ジーナ・ローランズ追悼 : ジョン・カサベテス レトロスペクティブ リプリース】
先日、94歳で世を去った実力派女優、ジーナ・ローランズ。
彼女を追悼して、夫のジョン・カサヴェテス監督とのコンビで高く評価された4作品を上映します。
『フェイシズ』
1968年 / アメリカ / 130分 / ザジフィルムズ配給/©1968 JOHN CASSAVETES
監督・脚本:ジョン・カサヴェテス
撮影:アル・ルーバン
編集:アル・ルーバン、モーリス・マッケンドリー
美術:フェドン・パパマイケル
音楽:ジャック・アッカーマン
製作:モーリス・マッケンドリー
出演:ジョン・マーレイ、ジーナ・ローランズ、シーモア・カッセル、リン・カーリン
実業家のリチャードは、ある夜、仕事仲間のフレディと高級娼婦のジェニーを誘い、彼女の家でパーティーをする。3人は無邪気に大きな声で歌ったり、踊ったりと大騒ぎする。しかし、ジェニーを巡ってリチャードとフレディの間にいさかいが起き、フレディは帰っていく。ジェニーはやりきれず、リチャードに心の支えになってもらおうとするのだが、彼はそれに応えることが出来ず、去っていく。
複雑な思いを胸に家に帰るリチャードは、妻マリアに大事な話があると言い、離婚を切り出す。ショックを受けるマリアをよそに、リチャードはその目の前でジェニーに電話をかけ、家を出る。
一方、マリアは女友達とディスコへと繰り出す。踊る若者たちの中で場違いにじっと座っている彼女らに、遊びなれた青年チェットが話しかけてくる。マリアは彼にひかれ、友人たちと彼を家に連れて帰り、パーティーを始める。堅実な妻たちと奔放な若者の間にある違和感を抱きながらも、一人の男を巡って4人の女たちの心は乱れ、やがて友人たちは帰っていく。
翌朝、マリアは自分のしたことの重大さに気づき、うろたえる。マリアは混乱し、睡眠薬で自殺を図ろうとする。
『こわれゆく女』
1974年 / アメリカ / 147分 / ザジフィルムズ 配給/©1974 Faces International Films,Inc.
監督・脚本:ジョン・カサヴェテス
製作:サム・ショウ
撮影:カレブ・デスカネル、ミッチ・ブレイト、マイケル・フェリス
編集:トム・コーンウェル
美術:フェドン・パパマイケル
音楽:ボー・ハーウッド
出演:ジーナ・ローランズ、ピーター・フォーク、マシュー・カッセル、マシュー・ラボートー、キャサリン・カサヴェテス、レディ・ローランズ、クリスティナ・グリサンティ
土木工事の現場監督を務めるニックには、妻メイベルと3人の子供がいる。ある日、妻と二人きりで過ごす約束をしていたのだが、突然の事故処理で家に戻れなくなってしまう。メイベルはその日を楽しみにしていたのだが、約束が反故になったことにショックを受ける。メイベルは夜の街を彷徨い、バーで知り合った男を家に連れ込んでしまう。翌朝、彼女は見知らぬ男に驚き、昨夜の失態を思い出す。男を帰すが、メイベルの精神状態はいっそう不安定になる。
メイブルの言動は目に見えておかしくなっていく。ニックはそんなメイブルを深く愛していたが、彼女を入院させようと友人のゼップ医師を呼ぶ。医師の姿を見たメイブルは手が付けられない状態になり、自分が理解されない悩みや苦しみを繰り返す。
『オープニング・ナイト』
1977年 / アメリカ / 144分 / ザジフィルムズ配給/©1977 Faces Distribution Corporation
撮影:アル・ルーバン
編集:トム・コーンウェル
音楽:ボー・ハーウッド
美術:ブライアン・ライアン
製作:アル・ルーバン
出演:ジーナ・ローランズ、ジョン・カサヴェテス、ベン・ギャザラ、ジョーン・ブロンデル、ポール・スチュアート、ゾラ・ランパート、キャサリン・カサヴェテス、レディ・ローランズ
有名な舞台女優マートル・ゴードンは気心の知れた仲間たちと共に「2番目の女」という劇に取り組んでいた。ある夜、公演が終わり、劇場を出る彼女はいつものように多くのファンたちに囲まれる。すると、マートルの熱狂的な女性ファンが彼女にいきなり抱きついてくる。ナンシーと名乗るその少女は、マートルが帰りの車に乗り込んでも、なおもその後を追ってくる。そして、対向車線からきた車にはねられてナンシーは即死。事故を目の前で目撃したマートルは激しく動揺し、彼女の心を深く傷つける。
その日からマートルは、酒の量が増え始め、神経過敏になり、稽古も途中で中断したりするようになる。やがて、死んだナンシーの幻まで見るようになり、次第に精神のバランスを失っていく。そして、マートルは、自分が実年齢より上のこの役を見事に演じてしまったら、自分は既に女優としての盛りを過ぎてしまったというイメージで見られてしまうのではないかという恐れを抱くようになる。
一方でナンシーの幻は、マートルに対して日増しに狂暴になっていく。そして、ニューヨークでの公演初日。マートルは失踪してしまう。ヴィクターを始めとするスタッフは、開演までには戻るという彼女の言葉を信じ、待ち続ける。
『ラヴ・ストリームス』
1984年 / アメリカ / 141分 / ザジフィルムズ配給
©MCMLXXXIV Cannon Films, Inc.
監督・脚本:ジョン・カサヴェテス
原作・共同脚本:テッド・アレン
撮影:アル・ルーバン
編集:ジョージ・ヴィラセノール
音楽:ボー・ハーウッド
製作:メナヘム・ゴーラン、ヨーラム・グローバス
出演:ジーナ・ローランズ、ジョン・カサヴェテス、ダイアン・アボット、ジェイコブ・ショウ、シーモア・カッセル、マーガレット・アボット、ミシェル・コンウェイ
ロバートは、数回の離婚歴のある流行作家。ハリウッド郊外の家で、秘書や若い女性たちと奇妙な共同生活を送っている。一方、ロバートの姉サラは、15年続いた夫ジャックとの結婚生活に終止符を打とうとしていた。サラは自らのナイーヴな神経と激しい気性とのバランスがとれず、何度も精神病院へ入院を繰り返し、彼女の狂信的な愛情に、ジャックは耐えられずにいた。
ロバートはある日、前妻との息子アルビーを1日だけ預かることになる。しかし、初対面の父と子は、お互いに対応の仕方がわからない。そこへ、もう何年も会っていなかったサラが訪ねてくる。姉との再会を喜ぶロバートは、留守をサラに頼み、アルビーを連れラスベガスに向かう。
『この動画は再生できません THE MOVIE』
2024年 / 日本 / 94分 / ビデオプランニング 配給/©2024「この動画は再生できませんTHE MOVIE」製作委員会
出演:加賀翔、賀屋壮也、和田雅成、世古口凌、平野良、アキラ100%、桃月なしこ、福井夏、あべこうじ
監督:谷口恒平
脚本:河口芳佳、谷口恒平
企画・プロデューサー:河口芳佳
製作:三木和史 加瀬林亮 遠藤幹彦
スタイリスト:後原利基、天野多恵
ヘアメイク:板谷博美
編集:平野一樹
音楽:MOKU
音響効果:橋本正明
助監督:猪腰弘之
制作担当:石川真吾
製作:ミツウロコ ビデオプランニング BBB tvk(テレビ神奈川)
宣伝:とこしえ
恐怖映像に隠された謎を解け!
映像考察系本格ミステリホラー!
ホラーDVD「本当にあったガチ恐投稿映像」シリーズを制作する編集マンの江尻とオカルトライター鬼頭の元に様々ないわくつきの映像が届く。
倒産した映画会社の倉庫で発見されたいわくつきのDVD。
自称世直し系動画が迷惑者を懲らしめるという名目で廃ビルを探索する生配信。
お笑い芸人とグラビアアイドルによるどこか奇妙な街歩き番組。
編集マンとしての知識や持ち前の洞察力で動画の裏に隠された秘密を推理していく江尻とそれを見守る鬼頭だったが…。
『スポットライトを当ててくれ!』
2022年 / 日本 / 110分 / 製作 BURST22 / 配給 Soul Boat/ⓒ2022 BURST22
監督:高明
プロデューサー:篠宮隆浩
「やりたいという気持ちだけで、映画を撮っちゃいけないんですか!?」
真っすぐに生きること、ぶつかりあうこと、傷つくこと、そして、成長すること。
今も昔も、映画は人生の縮図である。
物語の進行とともに、登場人物たちもがき苦しみながら映画に向き合い、そして、
浄化されていく。
さらに、本作には四半世紀もの間、映画の撮影に関わってきた監督の
ノウハウや経験が散りばめられ、笑いや涙、アクションやミステリーもあり、
映画人生を賭けて臨んだ作品。
それが「スポットライトを当ててくれ!」である。
なぜ映画をつくるのか、なぜ映画を観るのか、決して押し付けではなく、
自ずと気づかされる力がこの作品にはある。
愚直なまでに映画愛が溢れる人情活劇
映画好きには見逃してほしくない作品が、今、誕生した。
<ストーリー>
映画プロデュ―サーの渡辺光一(45)は、映画の内容で揉めて、業界大手事務所の会長を激昂させて干されてしまう。八方塞がりの渡辺の前に三千万もの現金を持った鈴木愛(メイ)(18)が現れる。彼女の依頼は「亡くなった兄のために映画を作ってほしい」ということだった。
素人の依頼で面倒だと思いながらも、渡辺は現金に目が眩む。監督の清水のぼる(37)と舞台女優の小池京子(35)を巻き込み、四人で海辺の街にロケハンに向かう。
道中、金銭にルーズだが正直者の清水、自分の夢を実現するため汚れ仕事も厭わない京子、そして、何やら秘密を抱えたメイ…それぞれの弱みや強みがあぶり出され、互いに傷つけ合いながらも四人の絆は深まっていくのだった。
渡辺は作品づくりに真っすぐなメイと接するうちに “映画を作る意味” を深く考えるようになる。映画製作をはじめた頃の情熱を忘れて、妥協する事が当たり前になってはいないか。自覚がないままに創造性と生産性のバランスを取っていないか。この旅で、清水も京子も表現者としての人生を見つめ直しはじめる。
果たして、メイの映画は完成するのか……? そして、メイの秘密とは……?
★9/22(日)、9/23(月)上映後、舞台挨拶あり
登壇者(予定):高明監督、森本のぶ氏