イベント情報

コトリ会議 1ヶ月たっぷり公演『雨降りのヌエ』

  • CUBE04/05
  • 演劇
日時
2024/03/09(土) ~ 2024/03/31(日)
会場
CUBE05
主催
コトリ会議
問合せ

コトリ会議
kotorikaigi@gmail.com
050-5240-3066

公演チケット予約の窓口 https://stage.corich.jp/stage_main/273448

《扇町ミュージアムキューブ・オープニングラインナップ》
◇CUBE05 ミニマムステージ

■出演

大石丈太郎、川端真奈、三ヶ日晩、花屋敷鴨、原竹志、まえかつと、山本正典、吉田凪詐、若旦那家康

■脚本

山本正典

■演出

コトリ会議

■料金(1枚あたり)
一般:3,000円
大学生・専門学生:1,000円
高校生以下割:500円
遠方割:1,000円

 

■タイムテーブル

3月9日(土) 19:30
3月10日(日) 15:30

3月12日(火) 19:30
3月13日(水) 19:30
3月14日(木) 19:30
3月15日(金) 19:30
3月16日(土) 11:30/15:30
3月17日(日) 11:30/15:30
3月18日(月) 19:30
3月19日(火) 19:30
3月20日(水・祝) 15:30
3月21日(木) 19:30
3月22日(金) 19:30
3月23日(土) 11:30/15:30/19:30
3月24日(日) 11:30/15:30
3月25日(月) 19:30
3月26日(火) 15:30/19:30
3月27日(水) 15:30/19:30
3月28日(木) 19:30
3月29日(金) 15:30/19:30
3月30日(土) 11:30/15:30

 

■団体プロフィール
作家・山本正典が描く一生懸命になりすぎてなんだか変なことになっちゃった人たちの生活を部屋の片隅から銀河に浮かぶ惑星まで、果てはあの世を舞台に表現する劇団。会話は、軽妙で笑えるのに、詩情に満ちて切なくもある。
旅する長編公演を中心に活動。大小、様々な空間を活かした演劇界の“隙き間”を突く作品を創っている。

 

■公演情報
一カ月たっぷりやるよ。人は妖怪だ。妖怪はなんだ。僕たちは七変化出来ないけれど、君たちは七変化して見に来てくれ。ぜひ、見に来てくれ。なにしろ一ヶ月だから。

 

■各短編のあらすじ
『第夜話』
兄が亡くなったそうだ。と、お姉ちゃんから電話があった。私はすぐに分かった。だからか。今、目の前に兄が立っているのは。何を見ているのかよく分からない。目の裏のゴミを見つめる人の話を思い出した。でもその話を誰から聞いたか、思い出せない。
夫も玄関先にやってきて、「お義兄さん?」「そうよ。」「そう。」初めて会うのに分かるんだ。兄妹って、そうなのか。他人の夫にまで、そうなのか。
私たちは今日、離婚届を出す。

『第空話』
兄が亡くなったそうだ。宇宙船に乗り込む直前に連絡が来た。途端、端末を没収された。誰からの連絡だったのかも分からなかった。宇宙船の底の最低客室に落とされた。出る時はどうやって昇るんだろう…。先客がいた。兄だった。俺はすごく納得した。こんな場所に着の身着のまま存在出来るのは、死んだからなんだね。
地球から離れるその直前、俺はとても安心した。

『第形話』
兄が亡くなったそうだ。病院から連絡が来た。こういうものって、亡くなる前に連絡をくれるのではないの?私は車を運転しながら、調べた。そして、受付で声を小さくして聞いた。「捨てられる場所はありませんか。」病院の事務の人は、簡単に教えてくれた。
安置室に兄が寝ていた。その隣にも、兄が寝ていた。幽霊だろうか。片方の兄は、目を開けて、声の無い声で囁いた。「幽霊ってのは、死んでからなるものだろう。死んだかどうかは、僕が決めていいかな。」
同じ県に住んでいて、なんで10年も会わずにいたのかなあ。

『第蓋話』
兄が亡くなったそうだ。目の前の客がそう言った。今、あなたを占っているのは僕だ。「だって、後ろに立っている人、そうでしょう。」僕は怖い話が大嫌いなんだ。客の目が、じっとしている。振り返るしかないのか。本当に兄なのか。兄じゃなかったらどうなのか。それはそれで怖いじゃないか。
「どんな恰好をしているの」「恰好は、言えません」「どうして」「お兄さんは、あなたに見てほしいそうです」
父の葬式に行かず、一人で泣いていたあの日、兄は手紙をくれた。僕は返さなかった。

『第糸話』
兄が亡くなったそうだ。私は夜汽車にも乗らず、てくてく歩いて実家に帰る。葬式はもうすぐ終わるんだろう。夜の田んぼ道。街の明かりも見えなくなって、心細くなった時、親切な老人が教えてくれた。「この糸を辿るんじゃ。」足下にはほんのり明るいピンク色の糸。
ありがとう老人。私は糸を辿り実家に帰る。夜道に一人で立っていた老人をたいして怪しみもせずに…
以前に映像作品として発表した「しずおか神経の糸と対話する」を改造した人形劇です。

 

■その他注意事項 公演の上演時間以外の開館時間は入場無料のイベント「ヌエの指」を展開しています。
詳しくは後日発表

3月1日〜3月31日の期間10:00〜22:00の全てを解放しています。

 

■スタッフ

舞台監督:三津田なつみ
舞台美術:竹腰かなこ
音響:佐藤武紀
照明:石田光羽

特設サイト:三村るな
宣伝美術:小泉俊(KODEMA[小泉デザイン製作所])
イラスト:花屋敷鴨

制作:若旦那家康

提携:扇町ミュージアムキューブ
協力:株式会社シアターワークショップ、兵庫県立ピッコロ劇団
助成:日本芸術文化振興基金、大阪市

 

公演チケット予約の窓口 https://stage.corich.jp/stage_main/273448

特設サイト http://kotorikaigi.starfree.jp/2024/amenue/index.html

 

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