第一回セックスワーカー映画祭

- 扇町キネマ
- 映画
- 日時
- 2025/06/14(土) ~ 2025/06/15(日)
- 会場
- CUBE03
- 主催
- SWASH
第一回セックスワーカー映画祭
日本初!セックスワーカーたちによるセックスワークをテーマにした映画祭開催!
セックスワークをする人は多様で、その経験は人それぞれです。しかし、メインストリームの映画やメディアでは、セックスワーカーには「悲劇」「被害者」「愚か」といった偏った役割ばかりが与えられてきました。本イベントでは、そうした従来のイメージとは異なる作品を上映し、トークを通じてセックスワーカーの描かれ方や現実のセックスワーカーを取り巻く法律や差別の問題などについて考えます。
■6/14 (土) 14:15開場、14:30-17:00 映画上映&トーク (予定)
「セックスワーカー当事者と/がつくるドキュメンタリー映画について」
上映作品:『CAER(Caught)』(60分、英語とスペイン語・日本語字幕)
2021年、イギリス 、監督:ニコラ・マイ、TRANSgrediendo Intercultural Collective(ラテンアメリカ出身のトランス女性移民の権利を擁護する N.Y.市クイーンズ区の草の根団体)
スピーカー
・ニコラ・マイ(CAER監督/イギリス、レスター大学犯罪学教授)
・げいまきまき(SWASH)
・ちひろ(SWASH)
・りりぃ(SWASH)
内容:本作は、アメリカ・ニューヨークで、セックスワークに従事するラテンアメリカ出身のトランス女性たちが、正義を求めて闘う姿を描いた実験的なドキュメンタリーです。ニコラ・マイが主導する欧州研究プロジェクト「Sexhum(Sexual Humanitarianism: Migration, Sex Work and Trafficking)」の一環として、ラテンアメリカ出身の移民トランス女性の権利を擁護する N.Y.市クイーンズ区の草の根団体「TRANSgrediendo Intercultural Collective」と共同制作されました。エスノフィクション(フィクションとノンフィクションを組み合わせた手法)は、スティグマ化されたグループの人々の出演を可能にしました。
トークでは、ニコラ・マイ監督によるセックスワーカー団体との映画共同制作の過程についての解説や、現在SWASHが制作中のドキュメンタリー映画の一部映像を見ながら、「セックスワーカー当事者と/がつくるドキュメンタリー映画」について話します。
■6/15 (日) 14:15開場、14:30-17:20 映画上映&トーク
上映作品:『 BAISE-MOI』(74分、フランス語・日本語字幕)
2000年、フランス 、監督:ヴィルジニー・デパント、コアリー・トゥリン・チー
※暴力行為、性的行為のシーンが多々あります。
スピーカー
・シモーヌ深雪/SIMONE FUKAYUKI : (シャンソン歌手/DragQueen)
・げいまきまき:SWASH
・菅野優香:同志社大学大学院教授。クィア・スタディーズ、フェミニズム、映画、視覚文化論
司会
りりぃ(SWASH)
内容:日本初!セックスワーカー映画祭の大トリは、日本のアンダーグラウンドを代表するパフォーマーのひとりシモーヌ深雪さんと、 クィアシネマの研究者として著書共著を多数持つ菅野優香さんがゲストに登壇 !! 作品上映後には、古今東西の映画に於いてのセックスワーカーの描かれ方やイメージと実像の錯綜など、時にマクロに時にミクロの視点から、秘蔵映像を交えつつバラエティに富んだトークライヴを展開していただく予定です。
上映作品:「ベーゼ・モア」は共同監督2名共にセックスワーカー経験者である(デパントは近年日本でも翻訳された「キングコングセオリー」の著者)。公開当時は娼婦2人のヴァイオレンス+ロードムービーの面が注目されたが、現在見ても垣間見える社会構造の描かれ方も古びていない。先日アカデミー賞を獲ったセックスワーカーが主役の「Anora」に先駆けること25年、荒唐無稽にも思えるストーリーを支えるリアリティのあるセックスワーカーの描かれ方としてベーゼ・モアの鮮烈さは目を見張る。としてこの作品をセレクト。とくとご覧あれ。
■チケット詳細
自分の状況にあった価格を、ご自身で選んで、購入してください。
大阪会場は、ドリンク代は含まれません。
A|1,500円 ・・・ 割引チケット(食費や家賃の支払いに困っている)
B|2,000円 ・・・ 一般チケット(生活に金銭的な支障がない)
C|3,500円 ・・・ 応援チケット(SWASHの活動を応援したい)
D|3,500円 ・・・ 二日間パス(大阪会場に二日連続で参加される方)
■チケット購入
本映画祭は、セックスワーカーによるセックスワーカーのための助成団体、Red Umbrella Fundの支援で開催することができました。
※ UDトークあります。(6/14のトークでは、日英同時通訳/文字通訳があります。)
※車椅子スペースは2席分ございます。
※原則として、チケットのキャンセル・払い戻しの対応はできませんのでご了承ください。
※イベント当日は、現在SWASHが制作中の映画および記録のための撮影を行いますが、登壇者のみが映ります。
※会場内での録音・録画は一切禁止です。
※本イベントの収益は、今後のセックスワーカー映画祭の開催およびその他SWASHの活動へ活用させていただきます。