DJMAX「LIVE MIRACLE2025」PUBLIC VIEWING in OSAKA
- CUBE02
- 音楽
- その他
- 日時
- 2025/08/09(土) ~ 2025/08/10(日)
- 会場
- CUBE02
- 主催
- DJMAX
yasashiigekidan@yahoo.co.jp
8月10日(日) 18:00開演(17:30開場)
入場無料・終演後カンパを募ります
事前予約制
予約:優しい劇団『尾?優人一人芝居 北極星のがなりマイク』チケット予約フォーム
出演 :尾﨑優人(優しい劇団)
脚本 :尾﨑優人(優しい劇団)
演出 :尾﨑優人(優しい劇団)、優しい劇団オールスターズ
企画::松本謙一郎
制作::大岩右季(優しい劇団) 優しい劇団
数千年後の未来。
地球から遠く離れた人工惑星〈スペース第七ナゴヤ〉にも演劇を愛する人たちがいた!
様々な苦難を乗り越え、3年ぶりの公演を行おうとする演劇集団妄想特急の劇団員たち!
そこに立ちはだかる〈演劇倫理委員会〉のエンジニア。
劇団員たちは公演を成し遂げることが出来るのか!
総勢54人の登場人物で紡ぐ!
渾身のスペース・オペラ!
『北極星のがなりマイク』扇町にて上演!
俳優1人にパイプ椅子1つで
登場人物54人を演じ分けつつ、音響と照明の操作も俳優が行う一人芝居です。
優しい劇団ワークショップ「関西はじめましての会」
参加無料
当日進行:尾崎優人
出演募集を前提としない、交流の場としてのワークショップです。
優しい劇団に興味がおありの方、この機会に是非ご参加ください!!
応募条件(下記2点に当てはまる方)
・優しい劇団の演劇に興味がある
・優しい劇団の演劇を見たことがある(映像でも可)
RED BRIDGE FESTIVAL VOL.2
公演タイトルREDは「情熱と明るさ」を、BRIDGEは「架け橋」という意味を込めています。
この春に開催されたvol.1に続き、この夏のvol.2では、日韓両国の情熱あふれる若者たちをつなぎます。
両国の若者たちによる歌とダンスパフォーマンスを通じた日韓交流フェスティバル、RED BRIDGE FESTIVAL vol. 2へ、皆様をご招待いたします。
【出演者】
BONITA, ARMY, UNKNOWN, KIM MINYOUNG, PARK YEBIN, SHHIS, LEE SEONG JAE
(MC : HANAUCHI SHION)
【日程】
2025年8月11日(月・祝)16:30 OPEN / 17:00 START
【チケット】
1,000円 (現地払い)
【会場】
扇町ミュージアムキューブ CUBE02
(大阪府大阪市北区南扇町6-26)
【お問い合わせ】
TEL 080-3139-4181 / EMAIL : pjy@oftrinity.com
nishibi.info@gmail.com
西陽〈ニシビ〉は、2025年度より新たなプロジェクト「ニシビラボ」をスタートさせました。
今回は「No.01」とは少し趣向を変えて、複数のプロジェクトメンバーによる共有の場や交流会を開催します。ぜひご参加ください。
料金:無料カンパ制
各回で開始時間・内容・モデレーターが異なります。
海外の演劇事情ってどんな感じなの?
実は、環境とかは日本と一緒なんじゃない?
そんな疑問のもと、海外に実際に行って感じたことや、国内でも関西とそれ以外の地域での差などをシェアします!
日時:8月13日(水)19:45~21:45
会場:談話室マチソワ(大阪)
モデレーター:川村智基(劇作家・演出家/餓鬼の断食 代表)、キャメロン瀬藤謙友(ドラマトゥルク・企画者)、吉岡ちひろ(制作者)、中村彩乃(俳優/安住の地・劇団飛び道具)
詳細・お申し込み▼
※全席自由。上映開始7日前よりチケット販売開始。
※チケット購入はこちらから→【扇町キネマ】
『海がきこえる』

1993年 / 日本 / 72分 / スタジオジブリ
© 1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N
原作:氷室冴子
脚本:中村 香
監督:望月智充
音楽:永田 茂
主題歌:坂本洋子
制作:スタジオジブリ若手制作集団
声の出演:飛田展男、坂本洋子、関 俊彦
東京の大学に通う拓が、クラス会に出席するため、故郷・高知に帰省することになった。その飛行機の中で、彼は中学・高校時代の切ない思い出の数々を振り返っていく……。氷室冴子の同名小説を原作に、スタジオジブリの当時の若手スタッフたちの手で製作した長編アニメーション。そもそもはテレビ放映用に製作され、1990年にオンエアされたものだが、好評につき1993年に劇場公開された。
『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』

1993/中国 香港 台湾/172分/株式会社KADOKAWA
(C)1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.
監督:チェン・カイコー
出演者:レスリー・チャン(程蝶衣)、チャン・フォンイー(段小楼)、コン・リー(菊仙)、リゥ・ツァイ(關師傅)、グォ・ヨウ(袁四爺)、ファン・フェイ(老師爺)、トン・ディー(張公公)ほか
ティエイーとシャオロウは、京劇の俳優養成所で少年の頃から厳しい稽古に耐えてきた。ふたりは人気の古典演目『覇王別妃』などを演じるスター俳優に成長する。女形のティエイーは密かにシャオロウに思いを寄せていたが、彼はチューシェンと結婚してしまい……
第46回カンヌ国際映画祭パルムドールなど2冠に輝く他、第66回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたドラマを4K版として上映する。1925年から文化大革命に至る、中国が激動した50年を生きた京劇俳優たちの愛憎劇を描く。
『サブスタンス』

2024 / イギリス・フランス合作 / 142分 / ギャガ / R15+
(C)2024 UNIVERSAL STUDIOS
監督・脚本:コラリー・ファルジャ
出演者:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド、エドワード・ハミルトン=クラーク、ゴア・エイブラムス、オスカー・ルサージュ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/substance/
第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞に輝き、第97回アカデミー賞で5部門にノミネートされた作品。容姿の衰えで仕事が減った元女優が、再生医療によって若く美しい女性に生まれ変わる。監督は、『REVENGE リベンジ』のコラリー・ファルジャ。主演はデミ・ムーア。共演はマーガレット・クアリー、デニス・クエイドら。
50歳になった人気女優のエリザベスは、仕事が減っていくことに心を痛める。容姿の衰えを感じた彼女は、美と若さを求めて再生医療“サブスタンス”に手を出す。薬を注射すると、彼女の背中から若さと美貌、エリザベスの経験を兼ね備えたスーが現れるのだが……
『鬼ベラシ』

2025 / 日本 / 73分 / キグー / G
(C)2025『鬼ベラシ』製作委員会
監督:大森研一
出演者:中村舞、信濃宙花、YUNA、HINATA、杏花、土屋神葉、久留島優果、新井梨杏、川又あん奈、黒瀬梨花
公式サイト:https://www.oniberashi.com/
鬼伝説が残る愛媛県鬼北町で繰り広げられる、バトルエンタテインメント。人間と鬼の混血である“鬼女”根絶のため、鬼のツノ狩りを施策とした日本で、鬼女たちが命がけで戦う様を描く。監督は大森研一。出演はSTU48の中村舞、信濃宙花、iScreamのYUNA、HINATA、杏花、波岡一喜ら。主題歌はSTU48の“雨のノック”。
日本では、人口拡大する鬼による傷害事件や、理性を失った鬼の凶暴化が社会問題として取りざたされていた。そのため、政府は鬼のツノ狩りを施策とし、人間と鬼の混血である”鬼女”が集められる。同じ種族である彼女たちは、互いに刃を向け合うことになるが……
マチソワは扇町ミュージアムキューブの中にある談話室
人々が集まり、お茶を飲みながら、
知らなかった人とも話ができるお店。
マチソワでは、スタッフがお客さんに話しかけ、
お客さんの話に耳を傾けます。
情報を発信するだけでなく、受け皿ともなり、
有機的につなぎ合わせ、開放するメディアとして、
劇場の片隅にひっそりと佇んでいます。

マチソワでは、日替わり店主が、その個性を発揮して、
さまざまなワークショップを開催しています。
その名も、「Table Table」
お気軽にお立ち寄りください。
【 8月のTable Table 】
8月前半のTable Tableはこちら!
気になる企画があれば、のぞいてみるだけでもOK!
どうぞお気軽にお立ち寄りください。
■点字に触れてみよう、点字を打ってみよう 店主:つっつん(ひだまり)※予約不要
■大人のためのほんわかそろばん教室 店主:阪田 ※予約不要
■子ども店長の怖い話屋さん 店主:ナカ
■ルイスによる仏像トークvol.8 店主:ネリ
■マーカーで書くカリグラフィー 店主:yuriko(紅茶喫茶2cups)※要予約
■茶ra花・山本さんによるアーユルヴェーダ・ヘッドマッサージ体験 店主:諸国漫遊SUN BEARワタベ ※予約不要
詳しい内容、最新のスケジュールなどは、マチソワの公式サイトでご確認ください。
→ マチソワとは?
受賞歴多数、大阪万博への参加も決定している話題の舞台が、扇町ミュージアムキューブにて緊急特別開催!!
チェコ・アルファ劇場 × 日本・人形劇団プーク
『チャスラフスカ 東京 1964 ー伝説の選手 誕生の物語ー』
「五輪の名花」チャスラフスカが 人形劇になって帰ってくる!
このお芝居は、 1964年に東京五輪が開催され60周年を迎えた昨夏、日本で幕を開け、東欧各地で多くの人を魅了してきました。
その記念すべき舞台が、再び日本へ…!
チェコと日本の人形劇団が一緒にお届けする、一人の体操選手ヴェラ・チャスラフスカについてのコメディです。
チェコと日本の1960 年代風の楽しい舞台美術を背景に、 二カ国語による実況中継をストーリーテラーとして、チャスラフスカが最強の体操選手になるまでの物語が描かれます。
↓↓↓公演情報はこちら↓↓↓
🏅日程/2025年 8月15日(金)18:00 開演 (上演時間65分 休憩無し)
🏅会場/扇町ミュージアムキューブ・CUBE01
🏅料金/2,000円(当日2,500円)
全自由席 未就学児は無料
🏅お問合せ・お申込み/ チケットぴあ
🏅スタッフ
脚本/トマーシュ・ヤルコフスキー
演出/ヤクブ・ヴァシーチェク
美術/カミル・ヴェロフラーヴェク
ドラマトゥルク/トマーシュ・ヤルコフスキー 山口遥子
音楽/ダニエル・チャームスキー
舞台監督/栗原弘昌
翻訳/山口遥子 石田菜々子
制作/ヤクブ・ホラ 石田伸子
🏅キャスト
川尻麻美夏 有田智也 勝二春陽
D・ホレチュニー K・フランコヴァー M・ハルトマノヴァー
D・チャームスキー (演奏)
🏅主な受賞歴
◆プラハ児童演劇フェスティバル 最優秀作品賞(ヤン・ボルナ賞)
チェコと日本の人形劇の美学を融合させ、体操選手ヴェラ・チャスラフスカの物語を通じて、国家的特性や歴史的背景を非定型的に描き出した点
◆2024年プルゼニュ市芸術賞 年間最優秀文化イベント部門
主演のクリスティーナ・フランコヴァ氏、オリンピック解説者兼コーチ役のダニエル・ホレチュニー氏、そして日本人俳優の有田智也氏の演技に対する高い評価
🏅感想コメント
◆55人の児童と、私たち教師から感謝の気持ちを伝えます。大人は何度も涙し、子どもたちは興奮が止まず、最後は皆でスタンディングオベーションをしました。
観劇後、20世紀の歴史を学ぶ授業の中でチャスラフスカ選手へ宛てた手紙を書きました。
その手紙から、子どもたちが彼女の行動に対して誇りを持っていることが伝わってきて、本当に嬉しく、舞台のおかげだと確信しました。
彼女のように、正直で勇敢な人たちのことを忘れず、記憶に留めておくことがどれほど大切かを実感しています。
これからもどうか、老若男女問わず多くの方々がこの舞台を楽しまれることを願っています。 (プラハ市内小学校)
◆素晴らしかったです。 チェコの文化の底力と日本の感性を見事に表現。想像もしていなかった世界でした。
難しいテーマもコミカルに描かれ、客席との一体感も心熱く、夢のようなひとときでした。
生演奏の迫力、人形劇が実際の演技や影絵になったりと表現方法も多彩で、体操演技のシーンは特に手がこんでいて驚きました。
現代を生きる私たちに人形劇を通じて、このような歴史や物語を紡いで下さり、本当にありがとうございます。 (東京都20代女性)
このアンサンブルの貴重な来日期間!ぜひお見逃しなく! 皆さまのご来場を心よりお待ちいたしております。
【人形劇団プーク公式HP】
【人形劇団プーク公式Instagram】
https://www.instagram.com/puppet_theatre_puk/
attoartdayooon@gmail.com:080-6131-0820
あっとアート。第7回公演 リプレイ人生劇 『再生美意識』
理想理想理想理想理想理想理想 描いた分だけ現実は儚いけれど、
脚本・演出/ひみつのみつき
2025.8.14−8.17(基本5ステージ)
劇場/扇町ミュージアムキューブ CUBE05
STORY/ いつか 真っ直ぐに人と幸せ を願っている男は、自身の特殊嗜好をなんとかしようと、清掃ボランティアを始めてみる。真心が芽生えた気になり、真の愛を見出せる。トントン拍子に幸せになるかと思いきや、それは描いていた理想で、現実はドンドン不調に。そもそもこれって妄想?幻想?夢想?あれ、いまなにしてるっけ。運命にしてみせたい非再生物語。
出演/ 中村光希 、舟出幸弘(まるで宇宙)、 松本光功、 満月、 可知瑞季
スタッフ
美術/舟出幸弘(まるで宇宙)
楽曲/満月
音響/よしかげ
音響操作/りくぴぃ・せんせ
照明/高木里桜
協力/KENSUSAKI(創造Street)、若旦那家康(コトリ会議)
企画制作/あっとアート。
タイムテーブル/
8.14木 19:00
8.15金 19:00
8.16土 14:00 、19:00
8.17日 14:00
※上演時間は途中休憩なしの80分程度を予定しております。
※受付・開場は各開演時間の45分前より行います。
◎料金/一般:2000円・U22:1000円(シバイエンジンのみ、受付時要証明書)
※前売・当日で料金は変わりません。
◎チケット予約ページ
シバイエンジン:shibai-engine.net/prism/pc/webfo
※料金は当日現金のみの精算です。
チケットぴあ:あっとアート。第7回公演 リプレイ人生劇 『再生美意識』(アットアートダイナナカイコウエンリプレイジンセイゲキサイセイビイシキ) | チケットぴあ[演劇 演劇のチケット購入・予約]

<世界演劇講座>ⅩⅩ(2025) 新アングラ考 ―前衛と大衆―
次代を担う演劇人育成のために立ち上げ、今年で開講20年目を迎える世界演劇講座。
毎回、前半は問題提起のレクチャー、後半は映像を参照しながら、受講生とのディスカッションを中心に行います。あなたの観劇体験や作品制作に生かしてみませんか。
日時:2025 .8/18 月曜日 19時〜20時45分
会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE05(〒530-0052 大阪府大阪市北区南扇町6-26)
講師:西堂行人(演劇評論家)、笠井友仁(演出家)
定員:25名程度(申込順)
対象者:年齢や演劇経験は問いません。
受講料:全5回一括 5,000円、1回1,500円 ※1回ずつの受講もできます
申込先:https://forms.gle/Jm2DwnUSYzVjtfNa7
お問い合わせ:メール/sekaiengeki@gmail.com (事務局/髙安)
電話/06-6766-4166 (扇町ミュージアムキューブ)
主催:世界演劇講座
共催:扇町ミュージアムキューブ
講師紹介
西堂行人(にしどう・こうじん)
演劇評論家。1970 年代末からアングラ・小劇場運動に随伴しながら批評活動を開始。80 年代後半から海外の演劇祭などを視察し、独自の世界演劇論を構想。90 年代より、ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーのプロジェクトと韓国演劇との交流に力を注ぐ。主な著書に『演劇思想の冒険』『ハイナー・ミュラーと世界演劇』『韓国演劇への旅』『現代演劇の条件』『劇的クロニクル』『蜷川幸雄×松本雄吉』『日本演劇思想史講義』『ゆっくりの美学―太田省吾の劇宇宙』(編著)『唐十郎特別講義』。近著に『日本演劇史の分水嶺』。2023 年 3 月まで、近畿大学、明治学院大学教授を歴任。第5回,第27国際演劇評論家協会(AICT)賞受賞。
笠井 友仁(かさい・とものり)
演出家。1979 年大阪府八尾市生まれ、宮城県仙台市出身。2001 年に近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻を卒業。その後、エイチエムピー・シアターカンパニーを結成し、現在まで演出を担当している。14 年 6 月から 20 年 6 月まで NPO 法人大阪現代舞台芸術協会の理事長を務めた。主な演出作品にアイホール現代演劇レトロスペクティヴ『阿部定の犬』、メイシアタープロデュース公演 SHOW 劇場『少年王國記』、『ブカブカジョーシブカジョーシ』、『マクベス 釜と剣』など。05 年に日本演出者協会主催若手演出家コンクール優秀賞、14 年に文化庁芸術祭演劇部門新人賞、20 年に大阪市咲くやこの花賞受賞。近畿大学准教授。
<世界演劇講座>ⅩⅩ(2025) 新アングラ考 ―前衛と大衆―
「アングラ」もしくは「アングラ演劇」とはいったい何を指すのだろうか。
それは実態についての言葉なのか、あるいはかつての演劇形態についての言葉なのか。これがあいまいなまま使用されていることに、わたしはかねてから疑念を抱いてきた。
「アングラ」を自称する者も、自分の体験にもとずくイメージなのか、理論についての考察なのかが共有されず、言葉が空回りしている。
そこで、これまで語られてきた「アングラ(演劇)」について再考し、その演劇の全貌を明らかにしたい。今年度は唐十郎、鈴木忠志、佐藤信、蜷川幸雄をとり上げる。
アングラの歴史はすでに半世紀以上にも及び、現代演劇をつくる「通底路」として確固たる基盤を形成した。だがしかし、その分風化も余儀なくされてきた。
3年前、同講座で、「アングラ」というキーワードを検証し、あわせて現代演劇の中に位置づけた。さらに今回は、その思考をさらに更新し、個別の劇作家・演出家を通して、その全体像を明らかにしていく。
。
1967年、アングラ演劇という言葉が誕生した。その背景には戦後になって興隆した新しい価値と近代の否定があった。無名の若者たちは自前の表現を武器に自己を主張し、従来の枠組みでは捉えきれない多様性があった。それは「アングラ」と名付けられた。
1967年新宿花園神社に建てられた紅テントは、その後唐十郎演劇の代名詞となった。状況劇場―唐組を通じて、テント芝居という形態は日本の中でまったく独自の上演と演劇論を生み出した。ここにアングラ演劇の原点がある。
言葉と肉体を切り離しがたいものとして捉える鈴木忠志の演技論は、アングラ演劇の理論的支柱に当たる。戯曲中心主義とは異なる、新しい演劇の思考は、テクストの改編や上演のあり方に革新的な理論的転回をもたらした。
演劇センター68/71を結成した佐藤信と黒テントの活動は、演劇によって社会の転覆をはかる運動論を切り開いてきた。それは新劇とは異なるアングラによる演劇革命の構想と展開だった。
新劇の養成所から出発した蜷川幸雄は、その後現代人劇場、劇結社桜社を通じて、小劇場運動の隊列に加わった。集団と身体の拮抗をめざした劇団活動を経て、大劇場の演出家となった蜷川は、それでも演劇の原点たる小劇場の実験精神を持ち続けた。
テキスト資料:西堂行人著『新版 日本のアングラ』論創社(2025年6月刊行予定 予価2800円)
